色メガネ売場

目の届くかぎり広く、手の届くかぎり深く

前書き ~ひとり旅行記にそえて

突然だけど、ポンとまとまった時間が与えられたとき、きみならそれをなにに使うだろう。

勉強する? リッパな心がけだ。

ダラダラする? それもいいだろう。

バイトを入れる? "友人と遊びに行くための先行投資"‥‥いや、慣れないことばでヘンに利口ぶるのはよそう。

遊びに行く? ずっとあたためていたプランを、引き出しから取り出すチャンスかもね。

 

ぼくなら――しがない学生ふぜいのぼく、なら――

旅行をする。あるいはしないとしても、まずいちばんに旅行の可能性をさぐる。

なぜなら、チャンスだから。

 

"旅行ができるチャンス"というのは、はじめでぼくが言うところの”まとまった時間が与えられたとき”のことだ。お金がなくても、時間さえあれば工夫しだいで旅行はできる。逆に、時間がなければお金があっても旅行はできない。

最近はインターネットが発達して、遠く離れた場所の景色もすぐ見られるようになった。情報も充実していて、調べるだけで旅行をしているような気分にすらなれる。

でもそれは、あくまで紙面上とか画面上のはなし。実感というものが、そこにはない。

旅をするなら、自分の心と体を持っていかなくちゃ。

そのほうが、ワクワクすると思わないかい?

 

断っておくけど、ぼくは別に「ヒマがあったら旅行に行け!」と押しつけがましく主張したいわけじゃない。想像するよりも旅行をする機会はないからこそ、選択肢のひとつにしても良いんじゃないかな、と思うだけ。

それに、旅行に限ったことじゃない。自分の大好きなアーティストのライブとか、大好きなアニメのイベントとかだって同じことだ。ちょっと冷たい言い方になるけど、そのアーティストがいつ活動をやめてしまうかはわからないし、そのコンテンツがいつ終了するかはわからない。

チャンスがあるときにつかまなくちゃ。お金なんか、大した問題ではない。

将来、お金持ちになってからいくらお金を積んだところで、できないものはできないだろうから。

 

 

木曜日から中間試験だけど、科目の関係でテストはひとつもない。

つまり、木曜日から日曜日まで4連休!

旅行だ!

連休にサンキュウ!

 

‥‥というわけで。

京都で過ごした数日間のもようを、今からお届けしようと思う。

いろいろな意味で、今までの旅行の中でも忘れられないものになったことはたしかだ。

ぼくのしたあれこれを、モルモットを見つめる科学者のような目で見つめていてほしい。

 

それでは‥‥

Are you ready?

 

 

 

 

 

 

 

‥‥‥‥なんだ、これは。

明らかにはやみねかおるを意識した、もっといえば一人称のプロローグ。

どうせヒトの文体をまねるなら、テッテイ的にやるべきだろう。この続きを書かされる未来の自分の気持ちにもなってみたまえ。

これだからきみというやつは、中途ハンパと言われてしまうのだよ。

いちから出直すことだね。

 

 

 

‥‥‥‥と、なんか創也っぽい(?)口調で怒られてしまったので、本編はいつも通りの文体で書くことにする。

まあ実際のところ、書き始めたはいいもののはやみね調で4日分もつづるのはムリとさじを投げただけである。

当ブログ、一本あたりの分量があまりにも長いことにようやく気がついたので、今回は全文を載せず前文でとどめる好手を打った、つもりだ。

 

 

かなり面白いことになった今回のひとり旅の様子、おつきあいしてもらえたら幸いだ。

 

次回へ続く。