2021.01 面白かったモノ
メモなどひとつも残していないが、思い出せる範囲で書いてみる。
あくまでこの月に接したモノなので、はるか昔の作品もたくさんある。
ラジオ
2020-2021年越し特番『ハライチのタァァァン!!』(TBSラジオ、1月1日)
木曜深夜の1時間番組「ハライチのターン!」から年越し番組の担当として(おぎやはぎに)選ばれたハライチに加え、松本穂香さんを加えて3人で3時間生放送。時間が長くなっても変に浮かず(特番用のテンションではなく)ターンの空気と地続きで、それが嬉しかった。昨年メガネびいきのピンチヒッターを担当していた回も良かったし、今後にも期待してしまう。
オードリーのオールナイトニッポン(ニッポン放送)
クミさんからのLINEを頑なに返さない若林さんの下りが好き。あと、波紋を呼んだ春日さんのヒルナンデス腹痛事件。
Memories&Discoveries(TOKYO FM、火~木4:00)
早朝の音楽番組。今年から声優の早見沙織さんがパーソナリティを担当するというニュースを見てなんとなく聞いたところ、選曲がいい感じなのでマメに聞いている。クラシックのコーナーも知識のない自分には嬉しい。AMの深夜ラジオばかり聞いているので、たまにFMを聞くと「CMが少ないな!」と変なところに引っかかってしまう。
佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)リスナー小感謝祭2021~Believe~(ニッポン放送、1月11日)
東京国際フォーラムで行うはずだったイベントが中止になり、代替としてイキオイで開催されたオンラインイベント。母がヘビーリスナーなので視聴チケットを買ってしまった。開始直前に入ろうとしたらぴあのcloakが落ちて十数分更新を押し続けるハメに(サクマックスリローデッド)。1万2000人集めてwebサイト落とす佐久間さんすごい。ゲストの矢作さんとの昔語りが面白かった。矢作さんはやはりカリスマ。
テレビ・動画メディア
池袋ウエストゲートパーク(ドラマ、2000年)
原作は読んでいたものの、ドラマ版に触れたことはなく長らく伝説の存在だった。TVerで配信されていたので視聴。渡辺謙の厚い芝居、阿部サダヲの軽薄な感じ、チョイ役の皆川猿時など堪能しつつ、池袋西口公園をはじめ当時の池袋が映像内に保存されていて背景もじっくり見てしまった。昨年アニメ版も放映されていたが、そちらは見ていない。ちょっとマコトが格好良すぎた。
SPEC(ドラマ、2010年)
なぜか「サトリ」の存在だけ知っていたこのドラマ、いまさら視聴。刑事ドラマしつつ最後まで二転三転する展開が面白かった前半から異能力バトルが本格化する後半まで、最後まで見る気を引っ張ってくれる内容で良かった。この続きについてはあまり良い評価を聞かないので、最後まで見届けようかここで思い出に仕舞っておこうか迷っている。
俺の家の話(ドラマ、2021年)
宮藤官九郎脚本ということで見ている。なんの因果か池袋ウエストゲートパークの主演とSPECの主演が出演している。西田敏行があまりにも上手で、被介護所作の演技の境がわからなくなる。無論わからなくていいのだが、ご本人はどうなのだろうといらぬ考えが働いてしまう。
魔法少女まどか☆マギカ(アニメ、2011年)
おぎやはぎのラジオで過去に取り上げたことがあるということしか知らなかったが、放映10周年ということをあちこちで見たので視聴してみることに。その周年祝いの中で物語初期にして大きな転換点となるあのネタバレを踏んでしまったので、新鮮に驚けなかったのは少し残念。しかしどう転んでもおかしくないとずっと思わされる緊迫感で最後まで一気に見た。とても良かったが、もう一度見るのがツラい。
その後メガネびいきの過去放送も掘って聞いた。声優をゲストに呼んだラジオコント。日頃異なるジャンルがいい塩梅に絡み合って面白くなっていた。
ゴッドタン 芸人マジ歌選手権(2020年)
放送は昨年。フット後藤さんの新古今和歌shootingのリズムが気持ちよかった。これは贅沢で傲慢な話だが、だんだん綿密な打ち合わせと作り込みが背後にあるパッケージであることが浮きだって見えてくるようになって、それがなにかとズレているような気もする。そこを隠す面白さもあったような。アップデートされているマジ歌をうまくのみ込めていないのかも。なんにせよ、面白いのだが。
水曜どうでしょう 2020最新作
ケーブルテレビの一挙放送を録画。往時の、勢いで押し切り乱高下するテンションに任せてというスタイルではないが、あの座組で醸してきた空気が年を重ねたらこんなフレーバーになった、というのを心地よく受け入れられた。大泉さんがどんなに年寄りになっても絶対に最年少のままなのが、当たり前のことだけど良いなと思う。
しゃべくり007(2月2日)
さっき見たが、今月末にはどうせ忘れているのでここに書く。アンタッチャブルがゲストで、知らない人は置いてけぼりをくらいそうな内輪トーク。昨年くりぃむしちゅーANNの過去回3年分を3ヶ月ですべて聞いたので、その時に話していた関係性が今でも忘れられずに続いていてなんだか嬉しかった。
本
ノルウェイの森(村上春樹)
ここ数年少しづつ村上春樹作品を読んでいる。「ダンス・ダンス・ダンス」が今の所では一番好き。「ノルウェイの森」では劇的なできごとは少なく、人々が淡々と死んでいったり生きていったりする、その湿度の低さが肌に合った。
蜜蜂と遠雷(恩田陸)
最新の話題作を避け、図書館で借りられるくらいに少し前の本屋大賞ノミネート作品を借りて読んでいる。この本は文庫で上下巻のボリュームがあったが、サラっと読み終わってしまった。読んでいて引っかかりのない文章で、湯を浴びるように読める。身を切るような一瞬にぞくぞくする音楽体験は本当に気持ちがいいが、体を駆け抜けていって掴めない、言葉にして伝えることが難しい。その描写が巧みで、筆を振るように言葉を重ねて感じた想いを描いていく筆致が見事。映画化されたようだが、どう映像化したんだろう。
全国鉄道地図帳(昭文社)
地図帳+鉄道路線図という、自分が長らく求めていた本。廃線跡や鉄道史跡が地図上で一目瞭然なのがステキ。パラパラめくるだけで楽しく、旅行気分になれる。そして長旅を想像し、心なしか腰が痛くなってくる。